中国商務省は２０１９年の貿易統計の発表を前に、同年の対外貿易が「安定と質の向上」を実現し、貿易総額が３０兆元（約４７０兆円）に達するとの見通しを示した。税関の統計によると、１９年１～１１月の貿易総額は前年同期比２．４％増の２８兆５０００億元、そのうち輸出額が同４．５％増の１５兆５５００億元、輸入額がほぼ横ばいの１２兆９５００億元で、２兆６１００億元の貿易黒字だった。１１月単月の貿易総額は年内最高水準の２兆８６００億元だった。同時に、新興市場向けの貿易が全体の５９．５％に拡大し、巨大経済圏構想「一帯一路」の沿線国が２９．３％となった。輸出額における中国国内の地域構成もより均衡し、中西部が全体の１８．３％まで拡大した。商品構成は機械・電気製品の輸出が５８．４％を占めた。（中国新聞社）
