週明け3日の東京外国為替市場の円相場は1ドル=108円台後半で取引された。円高に振れ、朝方には108円台前半に上昇する場面があった。
午後5時現在は前週末比41銭円高ドル安の1ドル=108円62~63銭。ユーロは06銭円安ユーロ高の1ユーロ=120円29~33銭。
新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大で、世界経済が停滞するとの懸念から、比較的安全な通貨とされる円を買い、ドルを売る動きが優勢となった。
市場では「中国人民銀行(中央銀行)が大規模な資金供給を実施すると表明したため、急激な円高にはならなかった」(外為ブローカー)との声があった。