海外情勢

「調子に乗っている」 “弾劾無罪”のトランプ氏に身内が苦言 (2/2ページ)

 一連の司法省の対応をめぐってバー氏には批判が集中。同省の元職員から辞任を求める書簡が送られているほか、19日付の米紙ワシントン・ポストによると、本人が辞意を周辺に漏らしているという。

 トランプ氏は、バー氏の「仕事をやりにくくした」と反省の弁を語り、「司法長官は非常に誠実な人物だ」と持ち上げたものの、「自分が(裁判に)関与しようと思えばできる」と持論は曲げていない。

 トランプ氏に近い共和党のグラム上院議員からも「調子に乗っている」と苦言が出ているものの、トランプ氏は意に介していない様子で、米CNNテレビ(電子版)は「トランプ氏の行動様式は、米国の政治的な健全性への無関心に基づいている」と批判。米政治サイト「ポリティコ」は、「無罪評決後のトランプ大統領の行動は、ワシントンに寒々しい雰囲気をもたらしている」と皮肉交じりに論評している。

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