海外情勢

比の経済特区にADB新事務所 インフラ整備拠点に

 アジア開発銀行(ADB、本部マニラ)は先ごろ、マニラ北方にあるパンパンガ州のクラーク経済特区にサテライトオフィスを開設したと発表した。フィリピン政府が進める大規模インフラ整備計画の支援拠点とする。

 同国政府は今年半ばまでに、北部ブラカン州マロロスとパンパンガ州のクラーク国際空港を結ぶ53.1キロの鉄道建設を始める予定。ADBはこの事業に対する最大27億5000万ドル(約2900億円)の融資を表明するなどインフラ整備に協力している。

 ADBはフィリピンでの鉄道延伸や橋の建設にも融資する方針を示している。サイード副総裁は「新事務所開設で産業とビジネスの中心地としてのクラーク経済特区の重要性がさらに強固になる」とコメントした。(マニラ 共同)

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