海外情勢

世界企業、コロナ事業参入 ABインベブやLVMHは消毒液製造

 新型コロナウイルス感染拡大による経済活動への打撃が続く中、世界的な企業が不足するマスクや消毒液の製造など、関連事業に乗り出すケースが相次いでいる。自社工場で使ったり、保健当局に寄付したりする例もある。

 ロイター通信によると、英酒類大手ディアジオとベルギーのビール世界最大手アンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)は23日、自社で使うアルコールを消毒液の原料として寄付する方針を明らかにした。

 世界で最も売られているスコッチウイスキー「ジョニーウォーカー」などを製造するディアジオは消毒液メーカー支援のため、主にウオッカやジンに用いる96%のエチルアルコール200万リットルを提供。イタリアや米国など各国の衛生関係機関などに提供される。

 世界的なビールブランド「バドワイザー」などを抱えるABインベブは手の消毒液を製造して米国内で提供するという。

 フランスの高級ブランドグループ「モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン」(LVMH)は15日、傘下ブランドの香水・化粧品工場で消毒液を作り、病院へ無料で提供すると発表した。

 台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業や傘下のシャープはマスクの生産に参入。鴻海は中国の自社工場で作業する従業員用を優先させた。

 英紙フィナンシャル・タイムズによると、欧州航空機大手エアバスや日産自動車などは英国内で協力して人工呼吸器の開発を開始。重症患者が急増し機器不足を恐れた英政府が要請したという。(ブリュッセル、パリ、上海 共同)

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