海外情勢

4大銀行全てが通期増益 19年 不良債権比率軒並み低下

中国新聞

 中国4大銀行がこれまでに2019年通期業績を発表し、最終利益は計約9974億元(約15兆3400億円)、資産総額は103兆元を超えた。最終利益で中国工商銀行は前年比4.9%増の3134億元、中国建設銀行は同5.32%増の2692億元、中国農業銀行は同5.08%増の2129億元、中国銀行は税引き後利益が同4.91%増の2019億元だった。

 各種リスクコントロールが行われる中、各行の金融リスクに対する能力は増強された。19年末現在の不良債権比率は前年末比で、工商銀が0.09ポイント低下の1.43%、建設銀が0.04ポイント低下の1.42%。建設銀は不良債権引当カバー率(貸倒引当金の不良債権に対する比率)が19.32ポイント上昇の227.69%となった。中国銀のグループ不良債権残高は1782億元で、不良債権比率は0.05ポイント低下の1.37%。農業銀の不良債権残高は27億9200万元減の1872億1000万元で、不良債権比率は0.19ポイント低下の1.4%となった。

 各行の20年の融資先は「新インフラ」が新たな重点となる。工商銀の王景武・副頭取は「産業システムの最適化や科学技術イノベーション、地域経済発展に向けたサービス力の推進などに対して増強する」、建設銀の章更生・副頭取は「国内向け融資では医療・衛生・健康、1兆元超規模の市場規模がある新インフラ、伝統的なインフラの3大領域への融資を強化する計画」と述べた。

 新型コロナウイルスの感染拡大による影響について、中国銀の劉堅東・リスク総監(ディレクター)は「一時的に収入源を絶たれた顧客の債務不履行の比率が一部で高まっている」とした。(中国新聞社)

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