株価・外為

産油国が大規模減産で合意 世界生産1割、ガソリン価格押し上げも

 ロイター通信など複数の欧米メディアは9日、石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国の連合体「OPECプラス」が原油価格を下支えするため、大規模な協調減産の実施で合意したと伝えた。有力産油国のサウジアラビアとロシアを中心に、世界の生産量の1割に当たる日量1千万バレルを5~6月に減らす。連合体の枠外の米国などにも生産抑制で協力を求める見通しだ。

 新型コロナウイルスの感染拡大による世界的な需要急減に対応するためで、前例のない規模の協調減産となる。日本の消費者にとってはガソリン価格の上昇など負担が増える可能性がある。ただ、この規模では不十分との見方から9日の米原油先物相場は下落した。

 OPECプラスを主導するサウジとロシアは10日に開かれる20カ国・地域(G20)エネルギー相会合で、米国と減産を巡り協議するとみられる。

 報道によると、OPECプラスが5~6月に削減する日量1千万バレルのうち、半分程度をサウジとロシアで担う。さらに7~12月は日量800万バレル、2021年1月~22年4月までは日量600万バレルの減産を実施することも決めた。(共同)

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