中国新聞社によると、香港特別行政区の林鄭月娥（キャリー・ラム）行政長官はこのほど、新型コロナウイルスによる肺炎への対処に向けた１３００億香港ドル（約１兆８０５０億円）超に及ぶ措置を発表した。新華社通信（電子版）が伝えた。新華社によると、今回の措置では要件に合致した雇用主に６カ月間、労働者の賃金の５割が補助される。被雇用者１人当たりの上限は９０００香港ドルで、恩恵を受ける被雇用者は１５０万人に上る見込み。また、特定業種支援１６項目に２１０億香港ドルが拠出される。（新型コロナ対応での）香港政府の財政負担総額は２８７５億香港ドルで、香港の域内総生産（ＧＤＰ）の１０％を占めている。（ＲＰ＝東京）