昨年半ば以降は日米両政府間で(1)主に中国をにらんだ脅威認識(2)日米の相互運用性を含めた運用構想(3)企業間協力-について協議を重ね、日本主導を担保しやすいとして日米共同開発に針路を定めた。
日米共同開発には苦い教訓もある。戦闘機で初の日米共同開発だったF2では飛行制御のソフトウエアなどの技術情報を米側が開示しない一方、日本側の「虎の子」の技術情報を開示することを迫られ、自衛隊OBは「米側の意向に振り回された」と指摘する。
日米両国企業の作業部会と今後の政府間協議では製造分担率、米側提供技術とブラックボックスの範囲が焦点となる。日本主導の実現に向け、政府にはしたたかな交渉と手綱さばきが求められる。(半沢尚久)