株価・外為

東証、一時300円超安 米原油先物の暴落警戒

 21日午前の東京株式市場は、前日の米原油先物相場が初めてマイナスに暴落したことを警戒した売り注文が広がり、日経平均株価は続落した。新型コロナウイルス感染拡大による世界経済の急減速が改めて意識され、下げ幅は一時300円を超えた。

 午前終値は前日終値比310円35銭安の1万9358円77銭。東証株価指数(TOPIX)は12・75ポイント安の1419・66。

 前日のニューヨーク原油先物相場は、米国産標準油種(WTI)の価格が先物上場以来、初のマイナスに落ち込んだ。米ダウ工業株30種平均は大幅下落し、21日の日本市場でも投資家心理の悪化につながった。

 割安感の出た銘柄を個別に買う動きもあったが、国内の感染者数増加に歯止めがかからず、先行き不透明感が強まっていることも日本株投資への消極姿勢を招いた。

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