海外情勢

ボーイング、人員10%削減へ 赤字680億円

 米航空機大手ボーイングが29日発表した2020年1~3月期決算は、最終損益が6億4100万ドル(約680億円)の赤字となり、2期連続で損失を計上した。主力旅客機「737MAX」の墜落事故に加え、新型コロナウイルス感染拡大が収益悪化を加速させた。米メディアによると同社は、人員10%カットや旅客機の生産削減に乗り出すことを明らかにした。

 同社は2度の墜落事故を起こして生産停止となった737MAXの生産再開を急いでいたが、新型コロナの世界的流行で航空機需要が低迷し、経営危機が深刻化している。ボーイングは米政府と経営支援策について協議を続けている。(ワシントン 塩原永久)

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