海外情勢

3月航空需要、昨年の半分に 近年最大の下落とIATA

 国際航空運送協会(IATA)は29日、航空会社の有償旅客の輸送距離を示す「有償旅客キロ(RPK)」が3月、前年同月比で52・9%減少したと発表した。新型コロナウイルス感染症の影響で航空需要が半減した形で「近年最大の落ち込み」としている。

 IATAのドジュニアック事務局長は「4月は状況がさらに悪化したことが分かっており、(需要の)回復には時間がかかるとみられる」としている。

 最も大きな影響を受けたのはアジア太平洋地域で、RPKが59・9%減。次いで欧州の51・8%減、北米の49・8%減と続いた。日本の国内線は55・8%減だった。(共同)

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