海外情勢

ブラジル通貨が最安値 コロナ感染拡大が影響

 ブラジルのメディアによると、同国外国為替市場は7日、通貨レアルの対米ドル相場が一時1ドル=5・87レアル台をつけ、最安値を更新した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、レアルはこのところ下落を続けている。

 7日のトルコの外国為替市場でも通貨リラが一時1ドル=7リラ台前半の史上最安値をつけるなど、新興国からの資金流出が進んでいる。

 7日のレアル安は、中央銀行が6日に政策金利を史上最低の3%に引き下げたことも影響したとみられている。レアルはことし初めは1ドル=4レアル前後で取引されていたが、コロナ禍がブラジルに波及した3月以降に下落が加速した。(共同)

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