週明け18日の東京株式市場は、新型コロナウイルスによる不況に対応する米金融緩和の長期化期待から、日経平均株価が続伸した。終値は前週末比96円26銭高の2万0133円73銭で、2営業日連続で節目の2万円を上回る水準で取引を終えた。だが米中対立や国内景気悪化が不安視され、2万円を割り込む場面もあった。出来高は約12億1000万株。
米景気の回復過程が来年末までかかる可能性があるとの連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言が伝わり、米金融緩和が長期的に経済を下支えするとの観測につながった。国内の新規感染者数は減少傾向で、投資家の懸念をやや和らげ、上げ幅は午後に160円を超える場面があった。