海外情勢

世界成長率マイナス5%も コロナ禍 世銀総裁「途上国は深刻」

 世界銀行のマルパス総裁は19日の記者会見で、新型コロナウイルスによる悪影響で、2020年の世界経済の実質成長率が「マイナス5%になる可能性がある」と危機感を示した。「途上国への悪影響は深刻だ」と指摘し、支援拡充の必要性を強調した。

 マルパス氏は世銀による緊急支援の対象がアフリカなどの100カ国に達したことを明らかにした。「6000万人が極度の貧困に追い込まれる」と懸念を示し、景気悪化に苦しむ国々の医療態勢の強化などに取り組むと説明。1600億ドル(約17兆2000億円)の資金を供給できるようにするとした。(ワシントン 共同)

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