週明け1日の東京株式市場の日経平均株価は反発し、終値が2月26日以来約3カ月ぶりに節目の2万2000円台を回復した。国内経済統計が好感されたほか、中国景気指標の改善や1日のアジア株高が追い風となった。一方、新型コロナウイルスの国内感染再拡大には警戒感が根強かった。終値は前週末比184円50銭高の2万2062円39銭。
財務省が公表した1~3月期の法人企業統計は全産業の経常利益の落ち込みが目立ったが、設備投資が伸びを示し、深刻な不況への懸念がやや和らいだ。香港情勢をめぐってトランプ米大統領が中国への対抗措置を表明したが、経済への一定の配慮がみられると市場は受け止めた。平均株価は一時280円超上昇した。