2日の東京株式市場の日経平均株価は続伸し、前日比263円22銭高の2万2325円61銭と、約3カ月ぶりの高値で取引を終えた。米景気指標の改善やアジア株高が追い風となった。ただ新型コロナウイルスの世界的な流行が続く中での相場の過熱に不安の声も聞かれた。東京証券取引所第1部全体の時価総額は599兆円超に達し、600兆円の大台に迫った。
1日発表の5月の米製造業景況指数は、景気拡大・縮小の分岐点となる水準を下回ったが、前月からは少し改善した。米景気の回復観測から1日の米国株が上昇し、2日の東京市場も朝方から買い注文が先行した。2日のアジア株高を好感し、平均株価は午後に一時330円超上昇した。