中国の首都・北京市に住む日本人らが、新型コロナウイルスの感染拡大と戦う日本の医療機関を支援する活動を行っている。北京の日本人団体「北京日本倶楽部」と、日系企業で組織する「中国日本商会」が中心となり、特に不足が続いているという医療用ガウンを日本の病院などに寄贈した。
両団体によると、これまでに27万元(約410万7000円)を超える寄付が集まった。5月には第1弾として東京都へ4000着のポリエチレン製の医療用ガウンを贈った。そして、6月には第2弾として、神奈川県と札幌市の医療機関に向けてそれぞれ4000着、岡山市に本部を置く医療関係のNPO法人(特定非営利活動法人)「AMDA(アムダ)」に2000着の計1万着を寄贈。AMDAは、中国で新型コロナの感染拡大が深刻だった2月に、北京と天津市でマスク不足に困っている日本人コミュニティーにマスクを贈っていた。
6月1日には、北京首都空港近くの倉庫で発送準備が行われた。日本に届けられる医療用ガウンが入った段ボール箱には「日本加油(頑張れ)!」などと書かれたラベルが付けられた。北京日本倶楽部の谷徹雄会長は「日本人として何かできることがないかと考え、北京にいる多くの個人や企業に賛同してもらった」と会員有志の思いが集まった結果だと強調した。(北京 三塚聖平)