安倍晋三首相は１２日、新型コロナウイルス対策を盛り込んだ令和２年度第２次補正予算が成立したことを受け、「１００年に１度の国難といわれる中で、世界最大の対策で日本経済を守り抜く」と述べた。首相官邸で記者団に答えた。
２次補正では、人件費や家賃といった固定費の支援を強化した。首相は「支援を１日も早く届け、事業の継続と雇用、生活を守り抜いていく考えだ」と強調した。新型コロナの克服に向けては「ワクチンや治療薬の開発を進める。感染状況が落ち着いてきたこの機を生かして次の流行への万全の備えを急ぐ」とした。
緊急事態宣言の全面解除から３週間近くが経過したことを踏まえ、「社会経済活動の再開の動きが本格化している。今回の補正予算でコロナの時代における新たな日常を創り上げていく」とも語った。