海外情勢

QRコードで入店時身元確認 韓国、クラブなどの遊興施設で義務化

 韓国政府は新型コロナウイルスの集団感染が発生した場合に備え、カラオケやクラブなどの遊興施設を対象に、入店した客にQRコードを使って身元を確認させる制度を義務化した。違反した施設には300万ウォン(約26万3400円)以下の罰金が科されるほか、営業停止となる可能性もある。

 最近の感染者は首都圏に集中しており、ソウル市は1日から7日まで宗教施設などにも対象を広げて試験的に制度を導入した。携帯電話によるQRコードの使い方が分からない高齢者の間で混乱が起きたため、罰則の適用は今月末まで猶予する。

 韓国では5月上旬にソウルのクラブ訪問客から集団感染が発生した。クラブの周辺はLGBTなど性的少数者が多く集まる店があることで知られ、来店者が名乗り出ないケースが続出して検査が難航した。手書きの入店記録に虚偽記載が相次いだことも問題となった。

 導入された制度は、民間のIT企業が発行しているQRコードを利用。身元情報と結び付けられており、店側の専用端末で読み取ることで、出入りを記録する。集団感染など防疫上の調査が必要になった場合に限り、政府機関が情報提供を受ける。個人情報の不正利用を防ぐため、収集した情報は4週間で破棄する。(ソウル 共同)

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus