■FRB、企業向け融資開始
米連邦準備制度理事会(FRB)は15日、新型コロナウイルス感染症への危機対応策の一環で創設した企業向け融資制度の受け付けを始めた。民間銀行を通じて最大6000億ドル(約64兆1500億円)を融資する。個別企業の社債購入を16日に始めるとも発表した。
■英BP、4~6月期1.8兆円減損
英石油大手BPは15日、2020年4~6月期に最大で175億ドル(約1兆8700億円)の減損損失を計上すると発表した。新型コロナウイルス感染症の流行で原油需要が長期的に低迷すると見込み、資産価値の見直しに踏み切る。従業員1万人を削減する方針も決めている。
■米、ファーウェイと5G協議容認
米商務省は15日、中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)が参加する第5世代(5G)移動通信システムなどの国際基準作りの協議に、米企業の参加を認める新規則を発表した。米政権がファーウェイを禁輸対象としたことで一部企業が参加を控えていた。
■EU、アップル本格調査へ
欧州連合(EU)欧州委員会は16日、米アップルの決済サービス「アップルペイ」や、スマートフォン「iPhone」などのアプリ販売市場「アップストア」に関し、EU競争法(日本の独占禁止法に相当)違反の疑いがあるとして、本格調査に乗り出すと発表した。
■欧州委、中国による企業買収防衛へ
欧州連合(EU)欧州委員会は17日、EU企業買収の規制強化に向けた政策文書を公表した。域外の国から一定額以上の補助を得ている企業がEU企業を買収する際、審査を義務化し、問題があれば買収を阻止する権限を欧州委に与える。特に中国から欧州企業を防衛する狙い。
■米、対日交渉第2弾に意欲
米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表は17日、今年1月に貿易協定が発効した日本との「第2弾」交渉に関し、「数カ月後には始めたい」と協議に意欲を示した。議会下院の公聴会で述べた。USTRは、第2弾ではサービス貿易や投資などについて話し合う意向だ。
■EU、欧米車大手統合調査
欧州連合(EU)欧州委員会は17日、欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)と仏PSAの合併計画の本格調査に着手したと発表した。合併で商用バン事業が大きくなり、EU加盟14カ国と英国で適切な競争が損なわれる恐れがあるとしている。
■韓国、WTOにパネル設置要請
韓国政府は18日、日本の韓国に対する半導体材料の輸出規制強化は不当だとして、世界貿易機関(WTO)での紛争解決手続きで裁判の「1審」に当たる紛争処理小委員会(パネル)の設置要請書をWTO事務局と日本側に同日付で送付したと明らかにした。