そこで人気となっているのがRVレンタルだ。個人間でのRVシェアリングサービスを提供するRVシェアによると、4月以降、RVの予約件数は16倍以上も増えているという。同社によれば、特に人気の目的地は、イエローストーン国立公園、グランドキャニオン国立公園、ザイオン国立公園だ。
米国のRV産業協会(RVIA)の調査によれば、2021年にRVで旅行する米国在住者は4,600万人に上る見通しという。また調査対象者の51%は、コロナ感染への不安がRVへの関心を高めていると答えている。
米国においては数年前よりRV人気が徐々に広がっており、以前はリタイヤ組が中心だった「フルタイムRV生活者」のなかにも、若い世代が増え始めている。コロナ禍により、RV需要に拍車がかかったといえよう。(岡真由美/5時から作家塾(R))