中国中南部で起きた記録的な豪雨による洪水被害については、各社とも大きな被害は出ていないと説明している。ただ、来店客の減少を指摘する声も一部である。
中国の自動車市場をめぐっては、新型コロナの流行を受けて今年2月を中心に大幅な販売悪化に見舞われた。経済活動再開による市場回復や、地方政府の市場刺激策により、4月以降は回復傾向が出ている。
ただ、感染拡大が深刻だった時期に消化しきれなかった需要がずれ込んで起きている側面があるとみられるほか、政府の支援策は需要を先食いしている可能性が指摘される。新疆ウイグル自治区などで起きている新型コロナの感染拡大や世界経済の不透明感もあり、今後の販売動向については慎重な見方が依然根強い。