ニュースレビュー

8.16~20 海外

 ■モーリシャス、損害賠償請求へ

 インド洋の島国モーリシャス沖で日本の貨物船が座礁し燃料の重油が大量に流出した事故で、モーリシャス政府は17日までに、船主の長鋪汽船や保険組合に環境汚染の損害賠償を請求する方針を発表した。地元当局は16日、貨物船の船体が完全に2つに割れたと明らかにした。

 ■TikTok買収にオラクルも名乗りか

 英紙フィナンシャル・タイムズ電子版は17日、米オラクルが、中国系の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」側と、買収に関する事前協議を行ったと報じた。ティックトックの米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの事業買収を検討しているという。

 ■米、ファーウェイ制裁強化

 米商務省は17日、中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)への禁輸措置を拡大すると発表した。メキシコやフランスなど21カ国にある38のファーウェイ関連会社を新たに対象に加え、制裁を強化。情報流出を警戒し、中国の影響力を排除する姿勢を一段と鮮明にした。

 ■エピック、アプリ削除差し止め提訴

 人気ゲーム「フォートナイト」を手掛ける米エピック・ゲームズは17日、アップルのアプリ市場からフォートナイトの削除差し止めを求める訴訟を米連邦地裁に起こした。アップルは規約違反を理由にフォーナイトを削除。エピックはアップルを独占禁止法違反で提訴している。

 ■ウォルマート、EC関連売上高97%増

 米ウォルマートは18日発表した2020年5~7月期決算で、米国の電子商取引(EC)関連売上高が前年同期比97%増と伸びた。伸び率は米アマゾンの4~6月期(48%増)を上回った。新型コロナウイルスに伴いネットで注文して店舗で受け取るサービスの利用が拡大した。

 ■ハリス氏、米民主党副大統領候補に

 11月の米大統領選で政権奪還を目指す民主党は19日、オンラインによる3日目の党大会で、副大統領候補にアジア系の黒人女性ハリス上院議員を指名した。民主党は、大統領候補のバイデン前副大統領の勝利とともに、女性、黒人として初となる副大統領誕生を目指す。

 ■WTOトップ、退任後ペプシコ幹部に

 任期途中の8月末で退任することを表明していた世界貿易機関(WTO)のアゼベド事務局長が米飲料・食品大手ペプシコ幹部に転身することが19日、明らかになった。ペプシコが発表した。9月1日付で就任する。政府や規制当局、国際機関との関係を強化するのが狙い。

 ■バイデン氏、大統領候補指名を受諾

 11月の米大統領選に向け、民主党は20日、最終日の党大会をオンラインで開催した。党大統領候補指名を受けたジョー・バイデン前副大統領が、地元デラウェア州から中継で受諾演説に臨み、共和党のドナルド・トランプ大統領打倒と大統領選勝利への決意を示した。

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