■TikTok、米政権を提訴
中国の北京字節跳動科技(バイトダンス)傘下の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」は24日、トランプ米大統領が、ティックトックの米国事業の禁止を命じたのは憲法に違反するとして大統領令の無効を求める訴訟を米カリフォルニア州の連邦地裁に起こした。
■米航空最大手、路線再編へ
新型コロナウイルス感染症の流行に伴う航空需要の急減に対応するため、米最大手のアメリカン航空は26日までに、米国内の路線網を見直す方針を打ち出した。米政府の支援が延長されなければ、従業員の14%に当たる1万9000人を10月1日に削減する方針も表明した。
■アリペイ運営企業が上場申請
中国アリババグループ傘下で、電子決済サービス「アリペイ」を運営するアント・グループが26日までに、香港と上海の両証券取引所へ上場を申請した。新規株式公開による資金調達額は最大で計300億ドル(約3兆1600億円)に上り、史上最大になる可能性があるという。
■FB、新OSでアップルに反発
米フェイスブック(FB)は26日、米アップルがスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の基本ソフト(OS)最新版「iOS14」に搭載する広告制限機能が、アプリ業者らの収益に悪影響を与えると反発した。オンライン広告をめぐる巨大ITの対立が表面化した。
■アルゼンチン、IMFと債務交渉開始
南米アルゼンチン政府は26日、国際通貨基金(IMF)との債務再編交渉を正式に開始したと発表した。返済期限の延長などを求めるとしている。同国政府は今月4日、民間債権者との計約650億ドル(約6兆8500億円)に上る債務再編に合意したばかり。
■アマゾンが健康管理端末
米アマゾン・コムは27日、リストバンド型の健康管理端末「ヘイロー」を米国で発売すると発表した。スマートフォンのアプリと連携して使用。人工知能(AI)を活用した高性能の体脂肪測定が売り。声の調子から気分も分析できる。端末は99.99ドル(約1万600円)。
■TikTok争奪 ウォルマートが参戦
米ウォルマートは27日、中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国事業を買収することを検討していると表明した。買収交渉で先行しているマイクロソフト(MS)と組む。米オラクルなども名乗りを上げている人気アプリの争奪戦は大詰めを迎えた。
■FRB、物価目標「平均2%」
米連邦準備制度理事会(FRB)は27日、物価上昇率が現行目標の2%を超えても金融緩和を一定期間容認する新たな政策枠組みを決めた。物価の安定は「平均で2%」に修正。目標を従来よりも柔軟にすることで緩和継続への期待を保ち、経済回復を促す。