群馬県庁(前橋市)の1階県民ホールで4日、「第38回県ぶどう品評会」(県園芸協会主催)が開催され、新型コロナウイルス感染対策を施した職員が糖度、外観、形状などを審査した。
県内のぶどう栽培面積は134ヘクタールで、収穫量は1180トン(令和元年度)。沼田市、榛東村、桐生市などが主な生産地だ。
審査会は県内から37品が出品され、房の形、糖度、着色などを審査した結果、県知事賞は沼田市ぶどう組合の斎藤均さんのバイオレットキング、石田裕次郎さんの巨峯が受賞した。
県園芸協会ぶどう分科会の藤生英喜会長は今年の特徴を「7月は長雨だったため、病気が発生しないよう対策に追われた。8月に天候が回復し気温が上昇したので糖度が上がった」と振り返った。