海外情勢

オバマ前大統領が選挙集会 かつての部下バイデン氏をテコ入れ

 【ワシントン=黒瀬悦成】米大統領選の民主党候補、バイデン前副大統領のかつての上司であるオバマ前大統領は21日、激戦州の東部ペンシルベニア州フィラデルフィアで車によるドライブイン形式の支持者集会を開き、バイデン氏への投票を呼びかけた。

 オバマ氏は集会で、共和党のトランプ大統領について「自分以外の他者を助けることに一切関心を示してこなかった」などと異例の強い調子で批判し、「投票日までの13日間が今後の何十年間に大きな影響を与える。(バイデン氏を勝たせるために)投票率を上げなくてはならない」と訴えた。

 オバマ氏はこれまで、自身が目立つことを避ける狙いなどからバイデン氏の選挙運動に参加するのを控えてきた。しかし、バイデン氏は「22日の大統領候補討論会の準備」を理由に19日から公式行事を入れずに自宅にこもるなど積極的に遊説を行わないため、支持基盤の活性化に向けオバマ氏がテコ入れに乗り出した。

 米大統領選は、全米50州などに割り当てられた計538人の大統領選挙人について、原則として各州を制した候補が州の選挙人を獲得し、過半数の270人を確保した方が勝利する。

 バイデン氏の生まれ故郷であるペンシルベニア州は、選挙の行方を左右する「激戦州」に位置付けられる主要6州のうち、南部フロリダ州(29人)に次いで2番目に多い20人の選挙人を抱える。両候補とも落とせない重要州だ。政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」がまとめた各種世論調査の平均支持率では、バイデン氏はペンシルベニア州でトランプ氏に4・9ポイント差をつけている。

 オバマ氏は、24日にはバイデン氏に代わってフロリダ州で集会を開く。トランプ氏も23日にフロリダ州入りする予定で、両陣営によるせめぎ合いは激しさを増している。

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