国内

原発「この10年は再稼働への努力期間」 梶山経産相会見詳報  (2/2ページ)

【主な質疑応答】

 --原発の再稼働が進んでいない現状をどうみる

 「この10年間は、再稼働への努力期間だと思っている。信頼を取り戻す期間でもある。そういったことも含めてしっかりと対応していく。すべての電源を利活用していくという中で、原発は電源の一つとして有効な手段だと思っている」

 --今回掲げた目標に関して、梶山経産相は菅首相とどんな話をしたのか

 「これは菅首相からのご下命だ。首相の決断に対して、われわれはしっかりと対応していくことになる」

 --2030年度の電源構成の見直しや温室効果ガスの削減目標の引き上げは

 「いま、予断を持って申し上げることはできないと思うが、変わる可能性もあるし、どういう議論になるかということだと思う」

 --原発の新増設やリプレース(建て替え)は

 「現時点では、新増設や建て替えは想定していない。(原発は)まだ信頼が取り戻せていない。いまの時点では考えていない」

 --産業界や経済界との対話をどう進めていくのか

 「綿密な打ち合わせが必要になる。日本の国際競争力を落とさずに、いかにこういう変化ができるかということになると、経産省が目標数値のみならず、具体的な対応もしていかないといけない。詰める議論がかなり必要になってくる」

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