国内

和牛・果実を「重点品目」に想定 農産物輸出5兆円へ政府戦略

 政府は20日、農林水産物・食品の輸出拡大に向けた関係閣僚会議で、輸出額を令和12年までに5兆円に伸ばす目標の達成に向けた実行戦略の骨子をまとめた。日本が強みを持ち輸出拡大が見込める「重点品目」を選び、対象となる国や輸出額の目標などを設定する。海外の規制や需要に対応した農産物をつくる「輸出産地」の育成も進める。年内に開く次回会議で具体的な実行戦略を取りまとめる。

 重点品目は実行戦略の中で明らかにするが、海外で評価の高い和牛や果実などを想定。重点品目ごとに関係事業者を集めた共同事業体をつくり、情報収集や販売戦略などを強化する。

 一方、現状では輸出向けの生産を担う産地は全国で63にとどまり、通年での安定供給や低コスト化に課題がある。骨子では、輸出産地の育成や展開を進めるとともに、リスクを取って輸出に取り組む事業者への投資家資金の供給や技術指導などの支援を行うとした。

 このほか、海外で残っている日本産食品の輸入規制の撤廃や緩和に向け、政府一体で取り組むとした。

 元年の農産物・食品の輸出額は9121億円と7年連続で過去最高だったが、政府目標の1兆円には届かなかった。政府は今年3月、輸出額を7年までに2兆円、12年までに5兆円とする新たな目標を策定した。

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