山東昭子参院議長と小川敏夫参院副議長が会談し、参院選「一票の格差」の是正策を議論するため、国会内の各会派代表による「参院改革協議会」を設置する方針で一致したことが24日、分かった。今後、山東氏が各会派代表の意見を聞き、今国会内中の設置を目指す。参院関係者が明らかにした。
最高裁大法廷が18日、昨年7月の参院選を「合憲」と判断したことを受け、自民党の世耕弘成参院幹事長が山東氏に協議会の設置を求めていた。
世耕氏は20日の記者会見で「ここから先は精力的に議論の回数も積み上げていかなければならない」と述べ、令和4年の次の参院選までに「一定の結論を得るべく努力を続けなければいけない」と語った。
協議会は議長の諮問機関。これまで選挙制度や参院の運営などについて協議してきた。