国内

吉村知事、大阪の感染状況は「爆発への移行段階」

 大阪府の吉村洋文知事は26日、府内の新型コロナウイルスの感染状況に関し、国が運用している4段階の基準で「急増」のステージ3から「爆発」のステージ4に「移りつつある」との認識を示した。府庁で記者団に答えた。

 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会が示す6指標のうち、大阪府は23日時点で、5指標でステージ4の基準を満たした。残りの1指標である「最大確保病床の占有率50%」についても、46・3%と迫っている。

 吉村氏は、医療態勢や感染拡大状況のほか、27日に大阪市内の一部飲食店を対象に出す営業時間短縮などの要請の効果を見極め、ステージ4に該当するかを判断するとした。

 吉村氏は、緊急事態宣言を発令する状況ではないとしたが、「非常に医療態勢も逼(ひっ)迫(ぱく)し、安心というわけではない」と強調。府民に手洗いやマスクの着用といった基本的な対策を徹底するよう呼びかけた。

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