菅義偉首相は23日、東京都小金井市の国立研究開発法人「情報通信研究機構(NICT)」を訪問し、次世代通信システムなどの開発現場を視察した。首相は視察後、記者団の取材に「NICTや民間が総力を結集して研究開発を進め、次世代のデジタル化にしっかり対応し、世界をリードしていける。そうした実感を得ることができた」と述べた。
視察したのは、第5世代(5G)移動通信システムの次の世代である「6G」や「多言語翻訳技術」「サイバーセキュリティー技術」などの研究開発。担当者から説明を受けた首相は「すごいですね」などと声をかけながら耳を傾けた。
首相は「わが国の成長にとって不可欠な重要な技術の研究開発を加速し、海外展開をしっかりできるように対応していきたい」と語った。