海外情勢

WHO国際調査団、現地で記者会見 調査の成果発表へ

 【ロンドン=板東和正】世界保健機関(WHO)は8日、中国湖北省武漢市で新型コロナウイルスの起源解明を目指す国際調査団が9日午後4時(日本時間同5時)から現地で記者会見すると発表した。

 英メディアなどによると、中国側の当局者も同席する予定としている。

 調査団のメンバー、ダシャック氏は5日、AP通信に対し、武漢での調査は終了したと述べており、調査団は今週中に帰途に就くとみられる。

 調査団は日本の前田健・国立感染症研究所獣医科学部長ら約10人で構成され、1月14日に武漢市に到着。2週間の隔離期間を終えて調査を本格化していた。

 調査団は、流行初期に多数の感染者が確認された「華南海鮮卸売市場」や、ウイルス流出の疑惑が取り沙汰される「中国科学院武漢ウイルス研究所」などで立ち入り調査を行った。

 武漢ウイルス研究所は、米国のトランプ前政権が「感染源」と指摘しており、中国側が調査団を受け入れるかどうかが焦点の一つだった。

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