米工具大手のミルウォーキーツールの日本法人、ミルウォーキーツール・ジャパン(東京都板橋区)は、ショールームを同区内に開設した。日本国内では最初の拠点となり、営業活動を本格化させる。
開設は1日で、約150平方メートルのスペースに電動カッターやコンクリート破砕機、鋲打ち機(リベッター)などのコードレスタイプの電動工具約60種類を常設展示。試用も可能で、使い勝手などを確認できる。また動画撮影が可能な多目的室も設け、顧客に向けて、新製品の操作法や製品紹介もオンラインでできるようにした。
日本法人の林琢磨ゼネラルマネージャーは「日本には今までなかった電動工具を積極的に顧客に提案していきたい」と話している。
米ミルウォーキーツールは1924年に創業。2005年、香港の電機大手テクトロニック・インダストリーズの傘下に入る。08年、電動工具にリチウムイオン電池を採用し、電動工具のコードレス化にいち早く取り組んでいる。
ミルウォーキーのアジア拠点は既にマレーシアやタイ、ベトナム、中国、韓国、台湾にある。