菅首相記者会見詳報

(6完)「約1000の市町村は7月末までに高齢者接種終えられる」

 --変異株が蔓延しているインドでは、邦人が帰国に必要な陰性証明のためのPCR検査がなかなか受けられない。領事館などで検査が受けられるような仕組みが必要ではないか

 首相「まず、現在インドにいる邦人とは領事館を中心に連携をとっています。そして帰国を望まれる方には、帰国できるように常時の対応をしている。そして、帰国便、日本に返ってくる飛行機ですけれども、2000席ぐらい、私毎日報告受けてますけど空いております。日本に帰国したいということであれば、すぐ帰ることができるような態勢を領事館の中でとっている。そういう報告を受けております。PCRについてもいろんなする場所がありますので、領事館としてしっかり紹介をして行うことができるようになっている。こういうふうに(報告を)受けています」

 --1日に100万回のワクチンの接種を目標にするならば、国民全体に普及するのに7カ月くらいかかる目安になる。積算根拠は

 首相「あの、これいろんな情報を全部収集しています。その中で、いわゆるインフルエンザの接種を日本がやっています。そういう中で、60万回ぐらい平均できているという報告も受けています。そうしたことから考えたときに、態勢としてははるかに広く取っています。そうしたさまざまなことを考えたとき、それは可能だと。ですから、もう接種を始めて、本格的になって慣れてくると、そういうことも可能だというふうに十分に思っています」

 --大規模商業施設の休業要請の緩和は感染対策を緩めるとの批判もある。東京や大阪は引き続き休業など求めるようだが、国と基準が違う可能性があることをどう考えるか

 首相「まず、ゴールデンウイークという大型連休に合わせて、国民の皆さんに短期集中の措置を行いました。そういう意味で、今後平時に戻ったということで、緩和というよりも、そこについて前回の緊急事態宣言でも行っていなかったことであります。そこはやはり非常に大きな制約を与えることになりますので、前回の緊急事態宣言の時も行っていませんでした。そうした対応をさせていただくということであります」

 首相「そして、さまざまな業種に大きな影響を受けていますので、観光業、商業施設、そうした方たちの支援策というものをしっかり対応していく。そういうことをさせていただきたいというふうに思います。全体として経済を考えるとき、というよりも、とにかく感染拡大を防ぐときにですね。必要な対応策の中で全て止めていいのかとか。文化とか、芸術、そうしたものがなくなってしまうとか、いろんなご批判もご指摘もあったということも事実がありますので、総合的に考えて、対応させていただいてるということです」

 --東京五輪のためアスリート以外にも数万人の外国人関係者が来日する予定だ。一部はさまざまなホテルで滞在し、一般人と接触する。海外の報道陣は色々な取材をする。数万人の行動を監視するのは、物理的に可能か

 首相「東京大会の開催にあたっては、やはり選手や、大会関係者の感染対策をしっかり講じて国民の命と暮らしを守っていく。そういう中で、ファイザー社から選手に対してワクチンの提供があって、それは当然接種されて来られて、選手については、そうだと思います。それで、選手や大会関係者と、一般の国民が交わらないように、滞在先や移動手段、ここは設定をします。ですから、選手は毎日検査を行うなど、厳格的な感染対策をしっかり行います。こうした対策を徹底することによって、まず選手と、日本国民の命、健康はしっかり守る。ここは隔離しますのでできるというふうに思っています。それ以外の方はさまざまな制約がある。水際も含めてありますので、そこは安全対策を徹底をしていきたいというふうに思っています」

 --高齢者のワクチン接種は、どの程度の自治体が7月末までに完了可能か

 首相「まず1700を超える市町村の中で、約1000については、7月末までに終えられる。そういう状況だというふうに報告を受けています。ただ、ここは7月末という目標を掲げてからまだ少ないんですけども、今、1700を超える自治体から聞き取り調査をやっています。そういう中で、もう6月末には1億回分のワクチンができるわけですから、そこは接種をできるような体制さえ組めば、そこは、全て7月末までには終えられることができるというように思います。ただその際に、やはり自治体として、いろんなお話を伺う中で人手が少ない、医師が少ない、看護師さんが少ない。そういういろんな問題があって、遅れるところについては、国としてしっかりと支援をしてですね。そこは、まずは高齢者の皆さんには、いち早く終わるような、そういう対策を丁寧に支援策を行って終えていきたい、こういうふうに思っています」

 --自粛疲れや慣れへの懸念をどう考えるか

 首相「まず、新型コロナの影響が長期化する中で、国民の間に自粛疲れだとか慣れが出てきている。いろんな方からご指摘をいただいております。その通りだというふうに思います。こうしたことにも配慮しながら対策を行っていく。そうしたことが必要だというふうに思います。そうした中で、ゴールデンウイークという短期集中で極めて大きな制約を課させていただいて、またご協力をいただいたところであります」

 「ただ、ゴールデンウイークが終わって、ある意味で、通常に戻ってきましたので、そういう中で高い効果が望まれる措置。そうしたことをやはり、徹底して進めていく。それは飲食で酒の提供なし。また持ち込みもなし。今回から持ち込みもしないでほしいとか、いろんなことでお願いをしてますけども。そうしたことを粘り強く行っていくことが大事だというふうに思います」

 「そして、ワクチンについては、来週からいよいよ全国1700の自治体に今送られています。そういう中で、徐々にスタートをして24日の週ですかね。からは本格的にこうなっていくだろうと思っています。いずれにしろ、そうしたことをとにかく、65歳以上の高齢者の皆さんがですね。やはり一番コロナにかかると心配な方。年代ですから、そうした方に一日も早く接種をできるように、そこはしっかり取り組んでいきたい。こういうふうに思っています」(了)

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