海外情勢

中国・海南島の博覧会で資生堂など日本勢がアピール コロナ禍で海外旅行できず日本商品に注目

 【海口=三塚聖平】中国南部の海南省海口市(海南島)で開催中の「第1回中国国際消費品博覧会」で、日本勢は資生堂やオムロンなど89のブランドが参加した。新型コロナウイルス禍の影響で海外での“爆買い”が止まる中、海外の高級ブランド品などを集めた習近平国家主席肝煎りの同展示会で日本ブランドの存在感をアピールした。

 資生堂は、年内に中国市場への投入を予定するスキンケアの高級ブランド「ザ・ギンザ」などを展示。ブースを訪れた地元の販売業者の男性は「日本製品に興味がある」と担当者に熱心に質問をしていた。

 日本貿易振興機構(ジェトロ)は、日系企業19社が参加した展示館を設けた。和食器や化粧品のほか、昨年、海南島に初出店したコンビニエンスストア大手のローソンなどが商品を展示。ジェトロの担当者は「コロナ禍で日本に行くことができないこともあり、日本商品への関心は高まっている」と指摘する。

 海南島は、中国有数のリゾート地を抱えて「中国のハワイ」とも呼ばれる観光地。昨年7月には1人当たりの免税購入限度額が年間3万元(約50万円)から10万元に引き上げられ、国内の富裕層が買い物目的で訪れるようになっている。

 資生堂中国の長谷直子経営戦略本部長は「海南島が消費拡大の大きな推進力になっていくとみている」と強調。島内にある免税店の販売カウンターを3月末時点の34から、年末までに50以上に増やす計画という。

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