海外情勢

中国・海南島の博覧会でデジタル人民元“出展” その場で設定しコーヒー購入

 【海口=三塚聖平】中国南部の海南省海口市(海南島)で7日から開催中の「第1回中国国際消費品博覧会」で、中国政府が実用化を目指している電子通貨「デジタル人民元」を利用できる展示が設けられた。5分もかからずに利用に必要な設定が終わるため、多くの来場者が新たな支払い方法を体験していた。

 中国銀行など大手国有銀行が会場で、デジタル人民元を使ってコーヒーなどを購入できる機器を設置した。基本的にスマートフォンや通常の銀行口座があれば設定が可能といい、利用者からは「思ったより簡単だ」という声が聞かれた。

 中国銀行の担当者は「近いうちに誰でも簡便にデジタル人民元を使えるようになるだろう」と強調。スマホを持っていなくても支払いができるという腕時計型の端末などを展示していた。会場内には、デジタル人民元を使って商品を購入できるとうたうブランド商品を扱うブースもあった。

 中国は昨年春から各地でデジタル人民元の実証実験を行っており、海南省も対象地域に入った。来年2月の北京冬季五輪までの導入を目指していると指摘されており、多様な利用シーンを試しているようだ。

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