株価・外為

東証株、4カ月ぶり安値、3日間で計2000円超下落 米株下落やコロナ再拡大を警戒

 13日の東京株式市場で日経平均株価は3営業日連続で大きく下落し、終値は前日比699円50銭安の2万7448円01銭だった。下げ幅は一時、700円を超え、1月6日以来約4カ月ぶりの安値だった。3日間で計2070円値下がりしたことになる。早期の金融緩和縮小への警戒感から前日の米国株式市場が大幅続落したことを受け、東京市場でも投資家心理が冷え込んだ。

 米株式市場の下落に加え、国内や半導体工場の多い台湾での新型コロナウイルス感染拡大が相場の重荷になっている。東証株価指数(TOPIX)は28・91ポイント安の1849・04で取引を終えた。

 日経平均が大きく値下がりした背景には、米国株をはじめとする世界的な株価下落の広がりに、投資家の警戒感が強まっていることが背景にある。

 12日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は大幅続落し、前日比681・50ドル安の3万3587・66ドルで取引を終えた。朝方発表の消費者物価指数が約12年ぶりの上昇率となり、インフレ加速の懸念から売りが殺到。下落は3日連続で、今週の下げ幅は約1200ドルとなった。(大柳 聡庸、ワシントン 塩原永久)

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