国内

出荷量全国1位キープ 群馬の夏秋ナスと夏秋キャベツ 

 農林水産省が公表した令和2年産野菜生産出荷統計によると、群馬県産の夏秋ナスと夏秋キャベツの出荷量でいずれも全国1位になった。夏秋ナスは5年連続、夏秋キャベツは51年連続で1位を維持した。県は引き続き群馬を代表する野菜として全国にPRしていく。

 統計によると、群馬の夏秋ナスの出荷量は1万7600トンだった。産地が平坦(へいたん)地から中山間地まで広がっており、近年は規模の拡大化で生産量が伸びている。消費地・首都圏と地理的に近いことなどから、北関東3県が全国出荷量ランキングでトップ3を占めた。

 一方、夏秋キャベツは出荷量ベースで、2位長野県の5万1700トンを4倍以上も上回る22万1400トンだった。嬬恋村など県北部の冷涼な気候を生かした生産が盛んで、東京都中央卸売市場のキャベツ入荷量の約7割が群馬産になっているという。

 県はナス、キャベツともに野菜重点品目に位置づけ、栽培技術の向上や機械化に取り組むほか、販売拡大に向けてプロモーション活動にも注力する。

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