国内

ドローンで水道管など点検、ACSLとNJSが新会社 労災事故減少へ

 小型無人機(ドローン)開発の自律制御システム研究所(ACSL)と建設コンサルタントのNJS(東京都港区)は1日、ドローンを使って水道管などの閉鎖性空間の劣化状況を調べるサービスを始めた。水道管の中に入ることなく劣化状況が分かるため、多発する労災事故の減少にも役立ちそうだ。

 両社合弁による新会社「FINDi(ファインドアイ)」がこのほど設立。上下水道管の内部だけでなく、浄水場や下水処理場の施設内の点検なども請け負う。自治体や上下水道事業者などからの受注を想定。2025年度に10億9000万円の売り上げを見込む。

 新サービスの開始に合わせて、新型の小型無人航空機「エアスライダーFi(ファイ)4」を開発。炭素繊維強化プラスチック(CFRP)を採用して機体を軽量化。機体の外側には発泡ポリプロピレン(EPP)を施し、点検対象物を傷つけないようにした。また水上走行可能なドローンも開発した。

 ACSLの鷲谷聡之社長兼最高執行責任者(COO)は「下水道管などの点検におけるきつい、汚い、危険といった課題の解決につなげたい」と話す。

 上下水道管の多くは昭和時代の高度経済成長期に作られ、老朽化が急速に進んでいる。厚生労働省によると年間2万件超の漏水や陥没事故が発生。さらに近年は下水道管内で発生した硫化水素ガスで作業員が死亡する事故も多発している。

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