国内

職場接種 課題解決へ国に強く要請 同友会代表幹事

 経済同友会の桜田謙悟代表幹事は3日の定例記者会見で、政府が21日に始める方針を打ち出した新型コロナウイルスワクチンの職場接種について、「とにかく進めることが最大のテーマ。(感染収束のため)ありとあらゆる検討をする一つとして、やることには当然賛成だ」と述べた。

 一方で「自社の医療従事者だけでやるのか、対象を社員以外に広げる場合どうするのか、コスト負担はどうするのか。仮に米モデルナ製のワクチンを使うとなると、必要な冷蔵庫の性能も違ってくる。必要な量(の冷蔵庫は)は届くのかなど、さまざまな課題がある」と指摘。そうした課題に応えるよう「政府に強く要請していきたい」と話した。

 開幕まで50日となった東京五輪についても、ワクチン接種が鍵を握るとの考えを強調。「菅総理は早く1日に100万回打てる体制をと言っているが、まだ半分ちょっと。早く達成することが大事だ」と述べた。

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