【ワシントン=黒瀬悦成】バイデン米大統領は12日、英南西部コーンウォールで開かれている先進7カ国首脳会議(G7サミット)の場でフランスのマクロン大統領、イタリアのドラギ首相とそれぞれ初めて直接会談した。両会談では新型コロナウイルス対策に関し、G7の枠組みなどを通じたワクチンの供給で世界的なウイルス流行の終息を目指すことを確認した。ホワイトハウスが発表した。
両会談では、中国やロシアといった外交分野の優先課題で協力を進めていくことに関しても協議した。
また、マクロン氏とは気候変動対策に関し、英北部グラスゴーで11月に開かれる国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)で意欲的な成果を目指すことで一致した。
ドラギ氏には10月にローマで開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議に向けた取り組みに歓迎を表明した。
バイデン氏はドイツのメルケル首相、南アフリカのラマポーザ大統領ともそれぞれ会談した。