菅義偉首相は21日、日本郵政本社(東京都千代田区)を訪れ、同日始まった新型コロナウイルスワクチンの接種を企業などが行う職場接種の様子を視察した。視察後、首相は増田寛也社長らと面会し「(接種希望者が)一日も早く接種できる体制を政府として全力で支援をしていきたい」と述べた。
日本郵政によると、東京・大手町の本社や沖縄県を含む全国9カ所に会場を設置し、職員40万人を対象に接種を進めている。全国で1日に2200回分の接種を想定し、年末までに26万回、13万人への接種を行う計画だという。
首相は増田氏らに対し、「感謝申し上げる」と謝意を伝えたほか、「特にきょうは郵便とか物流とか、現場で働いている方が多いということだが、接種することによって安心してお客さまと接触できることになる」とも述べた。