東京都は３０日、過労により都内の病院に入院していた小池百合子知事が同日退院したと発表した。今後の公務については当面の間、テレワークで対応するとしている。小池氏は退院に合わせ、「ご迷惑をおかけしたことを心よりおわび申し上げる。引き続き、全力で職務に取り組む」とのコメントを出した。
小池氏は過度の疲労のため静養が必要として今月２２日から入院していた。都内は新型コロナウイルスの感染再拡大の兆しが見られ、知事不在の長期化に懸念の声も出ていた。
７月４日投開票の都議選では、自身が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」を支援するかが注目されている。小池氏はコメントで、「新型コロナ対策をはじめ、都政の諸課題が山積する中、改革を続け、伝統を守る皆さまに、エールを送る」と述べた。