海外情勢

日米のファンを魅了する大谷 スポンサー契約はメジャー最高

 【ニューヨーク=平田雄介】米大リーグ・ロッキーズの本拠地、クアーズ・フィールドで12日に行われたホームランダービーに初出場したものの、1回戦で対戦したナショナルズのソトに延長戦の末、敗れたエンゼルスの大谷翔平だが、投打の「リアル二刀流」で活躍し、日米のファンを魅了する国際的スター選手になったことを印象付けた。

 スポンサーとして日米の大手企業6社が名乗りを上げており、有力経済誌フォーブス(電子版)は年間広告契約料が推定で600万ドル(約6億6千万円)でメジャー最高額と報じた。

 12日のホームランダービーを控え、ニューヨークの大リーグ公式ストアで大学生のリチャード・カストロさん(24)は、大谷のユニホームのレプリカを購入し、「今夜はこれを着て応援します」と笑顔をみせていた。男性店員(22)によると、大谷グッズの売り上げは急増中。「オールスター戦を前に、ジャージやTシャツなどがよく売れている」と話した。

 投手として先発ローテーションを守りながら本塁打王争いを牽引(けんいん)する姿は、1921年に長距離打者として活躍しながら先発登板した名選手ベーブ・ルース以来、「100年ぶりのプレースタイル」と評判だ。

 ニューヨーク・タイムズは5月14日付の紙面で1ページ全てを使い、「大谷はほかの選手にはできないことをやっている」と紹介。地元びいきの強い米国だが、人気球団のヤンキースやメッツを抱えるニューヨークの新聞が西海岸のチームまで取り上げるのは、「異例中の異例」と注目された。

 エンゼルスの本拠地アナハイムの球場には、世界中から観戦客が訪れるようになった。フォーブスは「大リーグが(ファン層拡大を目指し)必死になって求めている国際的な象徴だ」と大谷を紹介。新たなファンを掘り起こす姿は、ドジャーズなどで活躍し、「トルネード(竜巻)投法」で全米に旋風を巻き起こした野茂英雄さんを想起させる。

 南カリフォルニア在住のオウブリ・イーストンさん(39)は12日夜、家族旅行で訪れたニューヨークのスポーツバーでホームランダービーを観戦。「大谷は良く頑張って、最後まで楽しませてくれた。このまま活躍して年間MVP(最優秀選手)を獲得してほしいわ」と声を弾ませた。

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