海外情勢

政権発足半年 バイデン米大統領、専制主義に打ち勝つと表明

 【ワシントン=黒瀬悦成】バイデン米大統領は政権発足から半年となる20日、就任後2度目となる閣議をホワイトハウスで開いた。バイデン氏は冒頭、「米国は現在、中国などと21世紀の第2四半期を決定づける競争の最中にある」と述べ、中国をはじめとする専制主義勢力に打ち勝つ決意を改めて表明した。

 バイデン氏は「(トランプ前政権下の)過去4年間で米国は窮地に陥り、大いに地位を低下させた」と指摘した上で、就任後半年間の取り組みで「世界における米国の指導力を回復した」と強調した。

 バイデン氏はまた、中国などの専制国家が「急激に変化する時代には合意形成に困難を伴う民主体制では専制体制にかなわない」と主張しているのを「全面的に否定する」とし、「民主体制は(専制体制よりも)有能だ」と断言した。

 さらに、世界各国に新型コロナウイルスのワクチンを普及させ、米国に加え外国でも雇用を創出し、中産階級を育成する取り組みを進めていると指摘し、「他国が経済成長すれば米国の利益にもなる」と強調。トランプ前政権の「米国第一」主義を排して多国間協調を重視する立場を改めて打ち出し、「米国は戻ってきた」と言明した。

 気候変動対策や、サイバー安全保障でも「世界を主導していく」とし、先進諸国に対してサイバー攻撃を展開している中国やロシアを念頭に「米国が他の国々にどのような行動を期待しているかは明確に示している」と述べ、態度変更を改めて促した。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus