海外情勢

文大統領の腹心知事、実刑確定 次期大統領選に影響も

 【ソウル=桜井紀雄】韓国最高裁は21日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領を2017年5月の大統領選に当選させるため、インターネット上の世論操作に関与したとして、業務妨害などの罪に問われた慶尚南道(キョンサンナムド)知事の金慶洙(キム・ギョンス)被告(53)の上告審判決で、懲役2年の実刑を言い渡した昨年11月の控訴審判決を確定させた。金被告は知事を失職し、収監される。

 金被告は文氏の腹心。来年3月の次期大統領選で与党「共に民主党」の有力候補の一人と目されていた。服役終了後5年間は選挙に出られなくなる。大統領選での腹心による不正行為が認定されたことで、「公正さ」をモットーにしてきた文政権の正当性が傷つく事態となった。次期大統領選へも影響しそうだ。

 金被告は国会議員だった16年11月以降、与党の元党員の男らと共謀し、不正プログラムを使ってネット上の世論を操作した罪で在宅起訴された。自身が当選した18年の統一地方選でも世論操作で支援する見返りとして、元党員側に仙台総領事のポストを提案したとする公職選挙法違反の罪に関しては無罪が確定した。

 1審で懲役2年の判決を受け、拘束されたが、19年4月に保釈されていた。

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