株価・外為

日本躍進、金メダル関連株が急伸 市場関係者が期待

 東京五輪での日本勢の活躍に、週明け26日の日本の株式市場も活気づいた。スケートボードストリートで男女がダブル優勝し、競技や選手に関連する企業の株が急伸した。日本が金メダルを10個以上獲得した過去の大会では、期間中の株価は上昇している。今大会でも日本の金メダル2桁獲得が確実視される中、市場関係者の期待は高まる。

 26日の東京株式市場の日経平均株価は大幅続伸し、終値は連休前の21日と比べて285円29銭高の2万7833円29銭で終えた。19日からの先週は米国株の下落も受けて軟調だったが、市場に明るさが戻った。

 株式市場の一部では、さらなる値上がりを期待する声もある。1968年のメキシコ大会以降、日本が金メダルを10個以上獲得した夏季五輪の5大会全てで、期間中の日経平均株価は上昇したからだ。三井住友DSアセットマネジメントの宅森昭吉チーフエコノミストは、「日本選手が金メダルを獲得し、その活躍ぶりが数多く報道されて日本がにぎわうことで、消費や投資家心理に前向きな影響を及ぼす」と強調する。

 さらに、宅森氏は「金メダル選手が報道でクローズアップされることで、その選手と関連性がある商品、それを生産する企業の株価や業績を上向かせる効果がある」と言う。実際、スケートボード女子ストリートで西矢椛選手が優勝した26日には、スケートボード販売を手掛けるモリトの株価が年初来高値を更新。柔道や競泳の金メダリストにスポーツ用品を提供しているミズノなどの株価も高い値上がりをみせた。

 とはいえ、今回は新型コロナウイルス禍での異例な大会。開催地の東京は感染拡大に歯止めがかかっておらず、市場関係者は「五輪後の感染状況を見極めるまで、日本株は上値の重い展開も予想される」と警戒も緩めていない。(西村利也)

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus