菅首相記者会見詳報

(7)台湾問題「両岸の直接対話で平和裏に解決を」

=(6)から続く

 --台湾情勢に今後、どのように関わっていくのか。半導体での連携も期待される

 首相「わが国としては、台湾をめぐる日中の関係ですが、両岸で直接の対話によって平和裏に解決してほしい。これが日本の基本的立場であり、一貫しています。さらに、日米首脳会談、あるいはG7(先進7カ国)の会談でも、台湾問題についてはこのような方向が示されたということもご存じかと思います。そういう中で、台湾海峡全体の平和と安定の重要性と、先ほど申しましたように両岸の平和的解決。これがわが国の従来の立場であり、このことについて関係国で、米国、G7のそれぞれの国などの中で立場が明確に今回なってきたと思います」

 首相「わが国と台湾の関係については、申し上げましたように、非政府間の実務関係として維持していくという基本方針に変わりはありません。また、わが国の国益を守って、そして日米同盟の抑止力、さらにはASEAN(東南アジア諸国連合)の同志国、こうした国々と連携をしながら対応していくことも大事なことかなと思っています」

 --(9月末までの)自民党総裁任期中に衆院解散する考えに変わりはないか

 首相「私、これ何回も質問を受けていますが、私の答えはやはり、新型コロナウイルスの感染拡大を阻止していく。それが今内閣にとっての最優先の課題だと思っています。そのことには変わりありません。ワクチン接種も含めて徹底した対策を行っていく。とはいえ任期もあります。そうしたことを踏まえながら、そこは全体として検討していきたい。それが私の今の立場であります」

 --広島、長崎原爆の日の式典に参列するか。「黒い雨」訴訟が提起されたこの6年の間に多くの関係者が亡くなった。なぜ政治決断がここまで伸びたのか

 首相「まず長崎と広島で起きた惨禍。それによってもたらした人々の苦悩。二度と繰り返してはならないと、まさに唯一の被爆国、日本の内閣総理大臣としてそのように思っております。こうした考え方から、東京が緊急事態宣言下ではありますが、現地の自治体からも式典へのご案内をいただいています。日程が許す限り参加したいと思います。その際には当然、必要最小限の人数で行きたいと思っています」

 首相「また、今回の判決については、私自身、官房長官のときにもこれについて相談を受けました。そうしたときからの思いもある中で、熟慮に熟慮を重ねた結果として84人の原告の皆さんに対しては、まさに被爆者援護法の理念に立ち返って救済を図るべきだという判断をさせていただきました。それと同時に、上告しない判断をして、まずは高齢者と病気の方もいらっしゃるということですから、84人の方にはとにかくできる限り早く手帳を、ということを申し上げました。それと同じような事情の方に対して、この皆さんも同じような思いだろうと思っています。そうした皆さんに対して、県と市にも直接お世話になりますから、国と県と市で誠意を持って救済について検討することができるように。そうしたことを指示したところであります」

 --「五輪をやっているから大丈夫」という声もある。国民と危機感を共有できる自信はあるか

 首相「まずですね、国民の皆さんに現状を踏まえた中で、それぞれの立場で危機感を持っていただくことがものすごく大事なことだというふうに思います。先ほど申し上げましたように、当初この新型コロナというのは、高齢者の方だけが注意すればいいというような、これ現実でも重症者も多かったもんですから、そういうこのコロナについては思いだったと思います。今そうした方については、ほとんど新規感染者もほとんど少なくなってますから、そこで今40代、50代特に30以下の若者が70%、今感染者を占めていますので、そうした人たちへのメッセージ、そこは極めて大事だというふうに思ってます」

 首相「そういう中で私自身、こうした対策を講じる際に、あるいは、ぶら下がりもかなりの頻度で行っているというふうに思ってます。そうしたことをしっかり対応しながら、ここは国民の皆さんにそうした危機感を持って対応していただけるようにしたいというふうに思ってます。それと、政府広報でもいろんな立場で行ってきてるんですけど、やはりSNSとか、特に若い人向けというのは、しっかり力を入れてやる必要があるというふうに思っています」

=(8)に続く

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus