西村康稔経済再生担当相は12日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、お盆期間の帰省に関し「帰省や旅行は、ぜひ中止や延期を考えてほしい」と重ねて述べた。東京都内で記者団の取材に語った。
西村氏はお盆の期間の鉄道や航空の予約状況について「昨年よりも増加傾向にある」と説明。「大半の航空会社が、緊急事態宣言や蔓延(まんえん)防止等重点措置の区域の発着便は8月末までキャンセル手数料を無料としている」と強調し、「今からでも(キャンセルや延期を)もう一度検討してほしい」と述べた。
同時に、羽田など主要空港から北海道と沖縄などに向かう航空便の搭乗者に対して無料で実施しているPCR検査について触れ、「どうしても帰る必要がある方は、こうした検査も活用してほしい」と語った。